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予告編
歴代最長の在任期間となった安倍晋三元総理。高い人気を誇った半面、物議を醸す言動やスキャンダルの絶えない人物だった。長期政権下、日本は分断と格差が広がり、選挙に勝てば問題も疑惑も忘れ去られるという悪習が政治に根付いてしまった。
「昭和の妖怪」と呼ばれた母方の祖父・岸信介(元総理)。幼心に「祖父の教え」として刷り込まれた野望を実現しようとした政治姿勢と、その背景にある血縁の秘密。妖怪の魔の手は、いかなる嘘や不正さえも諦めで満たし、政官の倫理観を地に堕とした。その結果としての黒塗りや改竄の蔓延。それは、いつの間にか日本国民の心にさえも忍び込んでいた。
なぜ、安倍政権は選挙に強かったのか?何が多くの国民を惹きつけたのか?政治と行政のモラルの低下、そして戦争ができる国になろうとしているニッポンの本当の姿、その根本にあるものを紐解いていく。安倍元首相やその背景を改めて検証することで、今の自民党や政権が果たしてどこに向かおうとしているのかを、見極めようではありませんか?

スタッフ

企画:河村光庸

89年にカワムラオフィス、94年に青山出版社を設立、代表取締役就任。98年、株式会社アーティストハウスを設立し数々のヒット書籍を手掛ける。一方で、映画出資にも参画し始め、後に映画配給会社アーティストフィルムを設立し会長に就任。08年に映画配給会社スターサンズを設立。『かぞくのくに』(11)、『あゝ、荒野』(17)『新聞記者』(19)、『宮本から君へ』(19)、『ヤクザと家族 The Family』(21)、『空白』(21)と話題作を立て続けに製作、公開する。複数の作品を企画・製作の最中、2022年6月11日、急逝。4月21日に『ヴィレッジ』(23)の公開が控える。

監督:内山雄人

90年テレビマンユニオンに参加。93年「世界ふしぎ発見!」でディレクターデビュー。情報エンターテインメントやドラマ、ドキュメンタリー等、特番やレギュラー立ち上げの担当が多く、総合演出を多数行う。主な作品に、NTV「歴史ドラマ・時空警察」Part1〜5監督&総合演出、NTV「未来創造堂」総合演出、NTV「心ゆさぶれ!先輩ROCK YOU」総合演出、NHKプレミアム アナザーストーリーズ「あさま山荘事件」、「よど号ハイジャック事件」、「マリリン・モンロー」、「ドリフターズの秘密」、「立花隆vs田中角栄」などがある。『パンケーキを毒見する』(21)で映画初監督を果たす。

企画プロデューサー:古賀茂明

古賀茂明政策ラボ代表。元経済産業省の改革派官僚。経済産業政策課長、中小企業庁経営支援部長、産業再生機構執行役員、内閣参議官などを経て2011年退官。独立の立場で政策提言を続ける。週刊朝日(AERA.dot)、週刊エコノミストでコラム連載中。2015年まで報道ステーションでコメンテーターを務めた。

ナレーター:古舘寛治

ニューヨークで5年間演技を学ぶ。帰国後、舞台を中心に映画やドラマにも多数出演。2016年には「高き彼物」にて演出を手掛け高い評価を得る。主な出演作に、映画『淵に立つ』(16)、『罪の声』(20)、『子供はわかってあげない』(21)、『アネット』(22)、『ハケンアニメ!』(22)など。

音楽:岩代太郎

サウンドトラックを中心に幅広いジャンルで活躍。主な作品に、『血と骨』(04)、『闇の子供たち』(08)、『新聞記者』(19)、『Fukushima50』(20)、『キネマの神様』(21)。また、ジョン・ウー監督『レッドクリフ』シリーズ(08/09)、ポン・ジュノ監督『殺人の追憶』(03)など、海外の作品も手掛ける。

アニメーション:べんぴねこ

1975年10月13日生まれ、神奈川県出身。アニメーション監督、映像ディレクター。キャラクターデザイン、作画、声優などをマルチにこなす。本作では全てのアニメーションを一人で制作した。代表作に「パンパカパンツ」シリーズ、「りさいくるずー」など。

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